2007年1月28日日曜日

アウトドアは忙しい


90年代のキャンプブームも去って、アウトドア・スポーツの世界は21世紀に入ってから、軒並み沈滞気味だ。しかし、ブームや流行とは関係なく、屋外で遊ぶのが好きな人間はいつの時代も一定数いて、流行とは関係なく、みなそれぞれ本当にやりたい野外運動、野外生活を楽しんでいるようだ。
パソコンが苦手な私がなぜこんなブログを始めることにしたかというと、一つには、外でやりたい遊びの種類が多いのに休みの日数が少なく、うまく色んな遊びをローテーションできないからだ。ブログでも始めれば、いい具合に遊びをローテイトでき、そこそこ上達し、楽しみも深まっていくのではないかと考えたわけだ。
アウトドア雑誌をみてもわかるが、例えば山登りをする人間で山だけを登って満足している人は少ない。山も登るし、釣りもする、たまには自転車も。あるいは街にいて女の子とデートをしたい日もあるだろう。私もそうだ。でも、“浮気”が過ぎて、だから全部中途半端でへなちょこだ(女の子も含めて)、とよく人から言われるが、ま、いろいろやりたいんだから仕方がない。毎日、同じものばかり食べていたら飽きるように。自転車に乗った翌週はバイクのバッテリー上がりを気にしてバイクを転がす。そして翌週は、足腰のトレーニングで低山に山登りにでかける、そうこうしていると釣り用の毛針巻きがおろそかになる……。そんな浮気心をうまくコントロールできれば、へなちょこなアウトドア・ライフにも深みが出てくるのではないか。
もう一つの目的は、中年男(女)の、お手軽な野外生活の楽しみ方の提案です。読んで下さる方に、野外生活の楽しさやノウハウのヒントを提案できればと考えています。特に山登りについては、30年以上長くやっていますので、それなりのアドバイスもできるのではないかと思います。
ということで、肩肘はらない、都会の生活者の手軽な野外生活(アウトドア・ライフ)を探求していくつもりです。

では、今日のお話。暖かかったので午後から久しぶりにオートバイを距離にして30キロくらい転がした。私のオートバイは BMWのR1200GSで、馬鹿みたいにでかく、重いバイクだ。私の詳しいバイク遍歴はまたいつか書くが、台数にして成人してから8台目、大型バイクは4台目だ。バイクを転がすとはいわゆる「ちょい乗り」「町乗り」というやつ。自宅の周辺、高速道路ではないけれど100キロ近く出せるコースを入れつつ、1時間ほど流して帰ってきた。
オートバイほど実利的ではなく、しんどい乗り物はないだろう。冬は寒いし、夏は暑いし、危ないし、最大2人しか乗れないし。でも、仕事で疲れ果てた週末など、1〜2時間バイクを転がすだけで、随分、滅入った気分が晴れる。ドラッグのような乗り物、それがバイクだ。バイクに乗り慣れると、4輪はどんなスポーツカーでも何か物足りなく感じる。身体むき出しで、ワインディング・ロードをぐいっ、ぐいっと走る快感や、高速道路を150キロ以上出して飛ばすスリルは、たとえオープンカーであっても感じることはできないと思う。
さて今日は、ちょい乗りの途中、近所のバイク屋に寄って、バイク用ETCのことを聞いたのだが、ETCよりもバイク屋に置いてあったニューモデル、R1200Rにくらっときた。なんという足つきの良さ!。またがってみるとまるで400ccのようだった。
うーむ。ほしくなった。ちなみにバイク用ETCは全国で1社しか作っておらず、モノがない状態とのこと。ま、ETCはあきらめて、R1200Rを買う算段でもするか。GSのローンはまだ残っているのだけど。(写真は昨秋の日帰り奥多摩ツーリング時のBMW R1200GS)