2008年6月22日日曜日
川苔谷逆川で落石事故
今年の夏合宿は黒部源流に決定し、そろそろ沢トレーニングも始めねばと、5/17(土)の奥多摩・川苔谷逆川に山仲間3人で行ってきた。天候は曇り・小雨。10時30に入谷。
2年前に遡行して楽勝だった印象だったが、一番最初の滝で左岸を大きく高巻いたことを忘れていた。
相変わらずいやらしいルンゼの大高巻きで、ザイルを出した。しかし、ラストで私が登っている時に、先行者が落石をし、それすぐコールしなかったため、 沢上10mぐらいをよじっていた私はそれに気づかず、おそらく20センチ前後の岩が、昨年新調したペツルのメットを直撃した。前頭葉部分に当たった のだが頭が後ろに引っ張られる激しい衝撃で、1週間ほどむち打ち気味が続いた。あと、頭頂部にちょっとこぶができた。
もし直撃の瞬間上を向いていたら——、古いガリビエールのメットのままだったら——、あるは岩がもう一回り大きかったら——と思うと今でもぞっとする。
皆さん、「ラーック!」のかけ声は忘れないようにしましょう。また巻きや滝の直登は先行者が登り切るまでは、後続者は安全なところで待機していましょ う。易しい沢でも基本を忘れちゃいかんと深く深く反省しました。
沢は終点大滝が1430、一心亭着1600でした。
なお、一心亭の鮎は昨年より育ちがいいらしく、一回り大きかった。
2008年最初の山は奥秩父、両神山
GWは5/5〜6、学生時代の山仲間と2人で埼玉の両神山に行った。
百名山メーンルートの日向大谷からのピストンではなく、
坂本から八丁峠、西岳、東岳、両神山、清滝小屋(ここで幕営)という縦走路。
八丁峠に「初心者は行かないように」という立て看がありましたが、その言葉通りの難ルートだった。
断崖絶壁と鎖場の連続。しかも雨で岩肌も鎖もつるつるという最悪の条件。落ちたらアウトというところが数カ所あった。
“核心部”の2キロに2時間もかかり、夕刻6時近くに2人ともヘロヘロで清滝小屋に到着。
感触としては2級上くらいの沢の手応えだった。
百名山ハントで両神山に行くときは、八丁峠から登るべきだろう。日向大谷からのピストンでは百名山に値しない。
翌日はドピーカンだったが、2人とも山に登る元気は既になく、朝すぐに下山。秩父で蕎麦を食べて帰路についた。
ま、いいトレーニングにはなりました。
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