2009年7月25日土曜日

谷川岳トレーニング


夏山トレーニングを兼ねて、6月20、21日と山仲間と2人で谷川岳に行った。土曜朝発の特急みなかみで水上まで。さらに上越線で県境をトンネルでくぐり土樽へ。そこから茂倉新道を登る。天気はいいいが、思いの外急登で、かつ尾根上の登山道は木の根っこがじゃまで歩きにくい。4時間かけてる茂倉避難小屋。2時過ぎとまだ早いが、バテたのと天候が悪くなってきたのとで、本日はここまでとする。
その後、学生パーティーや老人パーティーなど続々と到着。小屋は大混雑となった。おしゃべりで段取りの悪い学生パーティー、自分たちのことしか考えない老人パーティー、大した実力もなさそうなのに「リーダー論、組織論」を議論し始める中年社会人パーティーなど、雑音だらけでなかなかくつろげない。やはり、山で泊まるのはテントに限る。
翌日は朝から雨、茂倉岳を経て谷川岳(トマの耳、オキの耳)。肩の小屋でビールを飲んですぐ出発。ノンストップで天神平まで1時間で下り、ロープウェイをおごって一気に下山。水上で温泉に入り、反省会をして帰還した。
谷川岳の下山路では、最近多い、高齢者の大人数ツアー登山とすれちがった。もう山に登ってはいけないような年齢、体力の人を、数人のガイドが危険な山に連れて行くのはどうか、とこのとき思った。あんな少しの雨でも、めげていた老人がいた。あれが嵐になったら何人かは持たないだろう。翌月に起こった大雪山の夏山大量遭難死は、いつかはどこかで必ず起こるはずの悲劇だったと言える。

2009年沢始めシダクラ沢


だんだん沢登りが怖くなってきて、沢のグレードでも一番簡単な1級ですら、最近難儀になってきた。
ということで、6月7日、今年の沢始めとして、山仲間といっしょに奥多摩のシダクラ沢に行ってきた。奥多摩の中でも最も簡単な部類に入る沢で、まさに初心者向け。でも、それなりに楽しめる。ちなみに私は2度目である
奥多摩駅から10分ほどバスに乗る。バス停からダム下のむかし道に入り、しばらく行って、吊り橋を渡り入渓。奥多摩らしい苔むした沢で、時折現れる小さな滝もほぼ楽勝。ただ、久しぶりの山登りで、ちょっとバテる。途中、一番大きな滝でザイルワークのトレーニングもする。1時半過ぎに尾根道に上がる。沢から外れ、尾根道に出るまでの30分は、急登で疲れた。そのまま奥多摩湖方面に下りる予定が、皆が御前山に行きたいと言うので、尾根を登ることにする。途中、避難小屋を偵察、栃寄部落まで一気に下る。
反省会で奥多摩駅前の食堂に寄ったが、生ビールも蕎麦もうどんも激マズで、まいった。やはり、一心亭に行くべきだったか。