2011年1月10日月曜日

2010下期総括-2(北アルプス・奥穂高、ジャンダルム)

夏の恋ノ岐川の鉄砲水の衝撃からなかなか立ち直れず、秋以降はあまり山に行かなかった。唯一の遠征が、会社の同僚と行った北アルプス・奥穂高岳。あまり縦走はしないのだが、山登りに入れ込み始めた仲間の誘いで、テントを張ったことのない涸沢、登ったことのない奥穂高に行ってみることにした。
9/31の新宿発の夜行バスで上高地へ、その日は涸沢に幕営。2人パーティーだが、1人テント2帳という渋い装備。紅葉は例年より遅く、テン場付近はまだまだというところ。翌10/1にアタック。当初は奥穂高から北穂高に縦走し、涸沢に戻ってくる予定であったが、奥穂ピークから見たジャンダルムの偉容に魅せられ、天気もよいということで、予定変更し急遽、ピストンすることにした。「馬の背」など右も左もキレキレの岩稜を慎重に乗り越え、1時間半ほどでジャンダルム到着。ガスっていたらおそらくルートに迷う岩場の道。天候に恵まれたことを感謝する。

その後、北穂高はあきらめ、涸沢に戻り小屋でビールにおでんをおごってそのまま飲みへ。翌日は上高地に下山し、やはり新宿直行バスで帰京した。

私は基本的に恐がりではあるが、奥穂高ピークでジャンダルムを見たときは、やはり山を長年登ってきた人間として「登りたい」欲求が勝った。トップでルートを見極めながら登るのは久々の快感。あと何年かは“行ける”かな、と自分に自信を持った山行でした。ただ、この年で長距離バスは辛い。

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