2009年1月4日日曜日

2008年総括-1




忙しさにかまけ、ブログを半年もさぼってしまった。ブログはやはり、イベントの直後に書かないと、書く気が失せてしまう。今年はこまめに更新しようと思う。ま、誰も読んでいませんが、日記代わりとして。
正月休み最後の休日、2008年の山行を総括しておきます。川苔谷の後の山行は以下の通り。50歳前にしてはそれなりにがんばれました。

2008/6/14〜15 宮城・二口山塊、大行沢(おおなめさわ) 大学時代の山仲間と、四半世紀ぶりくらいに大行沢へ。仙台に着くやいなや地震に見舞われ、一時はどうなることかと思ったが、仙台在住の仲間の車でなんとか入渓。今や全国区となった“ナメ”を楽しむはずが、その前のゴルジュの突破に4時間くらいとられ、ナメは登山道からながめるだけに。しかし、美しい沢とブナ林を堪能できた山行だった。右の写真2点が大行沢と小東峠から見た二口の山並み。美しいですね。

2008/7/21 奥多摩・赤杭尾根トレーニング。一人で一心亭に行き、鮎とそばを楽しむ。
2008/7/31〜8/4 北アルプス・黒部源流(次項)
2008/10/5 宮城・泉ヶ岳 大学のクラブの創部50周年記念山行。懐かしかった。
2008/11/5 高尾山 奥多摩はアプローチが時間がかかるので、20年ぶりくらいに高尾山に行くが、人が多く辟易。ミシュランの観光ガイドに載った影響か。裏高尾に入ると人は少ないが、山の雰囲気はやはり奥多摩の方が上。もちろん、二口と比べると奥多摩も糞のような山(杉林は糞山の証)だが。小仏峠を経て、景信山まで足を伸ばし、小仏バス停まで下山。
2008/12/3 登り納めは有休を取って日の出山へ。奥多摩から入る予定が、電車の事故で青梅で足止めくらったので、青梅から歩く。三室山を経て日の出山へ。つるつる温泉に下り、温泉につかってから帰宅。上の写真は最近の低山歩きのザックと靴。ザックはシライデザインの10年もの。まだヤレが少ない。

2008年6月22日日曜日

川苔谷逆川で落石事故




今年の夏合宿は黒部源流に決定し、そろそろ沢トレーニングも始めねばと、5/17(土)の奥多摩・川苔谷逆川に山仲間3人で行ってきた。天候は曇り・小雨。10時30に入谷。
2年前に遡行して楽勝だった印象だったが、一番最初の滝で左岸を大きく高巻いたことを忘れていた。
相変わらずいやらしいルンゼの大高巻きで、ザイルを出した。しかし、ラストで私が登っている時に、先行者が落石をし、それすぐコールしなかったため、 沢上10mぐらいをよじっていた私はそれに気づかず、おそらく20センチ前後の岩が、昨年新調したペツルのメットを直撃した。前頭葉部分に当たった のだが頭が後ろに引っ張られる激しい衝撃で、1週間ほどむち打ち気味が続いた。あと、頭頂部にちょっとこぶができた。
もし直撃の瞬間上を向いていたら——、古いガリビエールのメットのままだったら——、あるは岩がもう一回り大きかったら——と思うと今でもぞっとする。
皆さん、「ラーック!」のかけ声は忘れないようにしましょう。また巻きや滝の直登は先行者が登り切るまでは、後続者は安全なところで待機していましょ う。易しい沢でも基本を忘れちゃいかんと深く深く反省しました。
沢は終点大滝が1430、一心亭着1600でした。

なお、一心亭の鮎は昨年より育ちがいいらしく、一回り大きかった。

2008年最初の山は奥秩父、両神山




GWは5/5〜6、学生時代の山仲間と2人で埼玉の両神山に行った。
百名山メーンルートの日向大谷からのピストンではなく、
坂本から八丁峠、西岳、東岳、両神山、清滝小屋(ここで幕営)という縦走路。
八丁峠に「初心者は行かないように」という立て看がありましたが、その言葉通りの難ルートだった。
断崖絶壁と鎖場の連続。しかも雨で岩肌も鎖もつるつるという最悪の条件。落ちたらアウトというところが数カ所あった。
“核心部”の2キロに2時間もかかり、夕刻6時近くに2人ともヘロヘロで清滝小屋に到着。
感触としては2級上くらいの沢の手応えだった。
百名山ハントで両神山に行くときは、八丁峠から登るべきだろう。日向大谷からのピストンでは百名山に値しない。
翌日はドピーカンだったが、2人とも山に登る元気は既になく、朝すぐに下山。秩父で蕎麦を食べて帰路についた。
ま、いいトレーニングにはなりました。

07/10 連休の谷間に奥多摩へ



07年は夏頃から仕事が忙しくなり、バイクで遠出も山登りもなかなかできなかった。
2007年の最後の山歩きは10/7の連休の谷間に行った奥多摩。
トレーニングのつもりで飛ばして登った。
奥多摩駅925→大岳山→御岳山→日の出山→つるつる温泉1445。
このコース、5時間20分(休憩40分)ならいいところではないか。
下山後に入ったつるつる温泉は、鳩の巣の一心亭とくらべると混みすぎていていただけない。
一心亭のあのひなびたお風呂と、食堂のぬるい感じが私は好きです。

2008年3月16日日曜日

07/8夏合宿は奥秩父・東沢釜ノ沢へ



●リーダー下痢で奥利根から奥秩父に変更
 昨年(2006年)の夏は果敢に知床・サシルイ川を攻めた某国立大ワンゲルOBパーティーは、昨年末からミーティングを重ね、Tをリーダーに今夏は利根川水系・水長沢を遡行する計画だった。5月にはプレとして奥多摩・川苔谷逆川、6月には奥多摩・大丹波川真名井沢をこなし、川苔谷ではザイルワークの練習も行った。奥利根のボート会社・奥利根マリンの予約も済ませ、あとは列車に乗るだけのはずであったが……。
 ジャカルタに出張していたTから「明日帰国するが下痢が始まった」というメールが入ったのは入山2日前の8月1日、翌日になると「帰国したが水様便止まらず山は無理」と泣きが入り、パッキングも終了し、休暇モードで出勤していた在日組は途方に暮れた。昨年、Tはサシルイ川遡行後、大腿部が何かにかぶれて腫れ上がり、下山後、網走の皮膚科を受診するというおまけがついた。今年も入山前からやってくれました。
 奥利根に詳しい手塚なしで水長沢は困難と判断した。しかし、休みを取ったのに山に行かないのもしゃくだと考え、3人で幾度もメールのやりとりをした結果、計画を変更することにした。結局、5年前にも遡行して勝手知ったる(はずの)奥秩父・東沢釜ノ沢に決定。メンバーは私、I、Kの3人、平均年齢48歳である。

●I、蝉になる——それなりに危ない釜ノ沢
8月3日(金)曇り
 大遠征でもないので昼前に自宅を出る。JR特急で12:54塩山着。昼飯を駅前で食べてからタクシーで西沢渓谷バス停まで入る。途中、夜が麻婆豆腐ということで豆腐を買って行く。14時ころから歩き出す。途中からハイキングコースを外れ、東沢の登山道へ。道は結構荒れており、一般登山者は入山禁止となっている。アップダウンが激しい沢沿いの道を約2時間で山の神。左岸にテンバがあり幕営。久々に焚き火を楽しむ。高野豆腐ではない本物の豆腐の麻婆は美味しい。

8月4日(土)曇り時々晴れ
 7時50分より遡行開始。快調に遡行を続け10:20釜の沢出合い。ここから核心部に入り、魚止ノ滝、千畳のナメ、スラブ滝などを巻き中心で超えて行く。5年前は雨中の遡行で水量も多かったが、今回は水は適量でさほど困難もない。11:30、西俣、東俣が合わさる両門の滝到着。ちょうど日も差してきて夏の沢登りの素晴らしさを実感する。
 両門の滝から東俣に入る。ここは東俣の滝の右側を踏み後に従って登って行く。7割方登ったところで傾斜が急になりトレースが曖昧になる。確か5年前は藪の中をもっと大きく巻いたはずだと思いながら、滝の脇の急傾斜のスラブを登って行くと行き詰まった。落ち口まであと3〜4メートル。しかし、ちょっとやばい。
 私は巻き道を探しに少し降りる返した。なんとその間にKは「えいやっ」と確保もなしで登り切ってしまった。子持ちサラリーマンがやることではない。Iも知らぬ間にKの後を付いて行ったが登り切る前に行き詰まる。身動き取れず10分ほど蝉になる。
 結局、私が木の枝をつかみながらの大高巻きを敢行、Iもそれに付いてくる形で2人とも急傾斜の藪中の人となる。この時、ザイルは私が持っていた。Kが持っていれば確保もできたろうに。段取りの悪さといったらない。約1時間かけて両門の滝を超えたが、沢登りの技術、センスの衰えを痛感。5年前は何なく超えていたのに。ショックを受ける。
 実は釜ノ沢の辛さはここからだ、長い、長い広河原のゴーロ歩きが始まる。両門の滝を巻き終わって歩き出したのが12:30で、ゴーロ終了点の水師沢出合いは14:30であった。ここからは小滝群が続き、傾斜もきつくなる。豪快で高度感もある3段30メートルのスラブ滝は右手の木賊沢側の部分を登る。ここも落ちたらやばい。直登後、左手にトラバースし沢に戻り、再び急登。甲武信小屋到着は15:30〜16:00であった。
 疲れ果てていたので、テントはやめて小屋止まりに変更。酒を飲み交わす元気もなく、夕食後、全員爆睡してしまった。5年前は1日で西沢渓谷から甲武信小屋まで登ったが、今の我々ではそんな計画、到底無理である。

8月5日(日)晴れ
 翌日は甲武信岳をピストンし、西沢渓谷に下山した。近場で急遽決めた計画にしては、それなりに充実した山行ではあった。ただ、年齢と共に体力・技術・センスの限界も見え始めた。果たして手塚が完調であったとして水長沢は行けたのだろうか?もうあまり無理するのはやめて、これからは楽しい山行を続けていこうと、下山後3人で確認しあった次第である。
 2008年はプレは宮城・二口・樋の沢、夏は黒部源流あたりがいいのでは。

07年2度目のプレ山行、奥多摩・真名井沢



10カ月近くもブログを書かなかったのだが、2008年もそろそろ山のシーズンインなので、再開しようと考えた。取りあえず、昨年の山行あたりから順次書いていく。今年に追いつけばいいのだけど。
2007年は山仲間の夏合宿の目的地を、奧利根の水長沢と決めて、2度ほど沢の準備山行を行った。6/9に行ったこの真名井沢は川苔谷に次いで今年2本目。入門的な沢だが、朝のうちは天気が悪く、雨の中の遡行となった。しかし難しい滝もなく、順調に高度を稼ぎ、途中から流木が多い汚い沢となったので左側の尾根に向け藪を漕ぐ。尾根に上がると天気も持ち直してきたので、中年5人、川苔山ピストンを決断し、ピークを目指す。頂上で昼ごはんを軽く食べた後、鳩ノ巣に下山。いつもの一心亭で温泉に入り、蕎麦、鮎などをおごって帰路についた。一心亭は適度にひなびていて、客が少なく、蕎麦がとてもおいしい素敵なお店です。

2007年6月3日日曜日

今年初の沢登り、川苔谷逆川へ




これまでのアウトドア・ライフの中で、一番時間をかけてきて、一番気に入っているスポーツが沢登りだ。
道がない谷を、地下足袋・わらじ(今ではフエルトソールの渓流たび)でひたひたと登っていく。滝があればよじり、登れなければ巻き、釜があればへつり、時間があれば竿を出し……と思い思いのルート、思い思いの登り方で上流部を目指す、山登りの一つのバリエーション。
特に楽しいのは、夏の長期遠征の沢登り。テン場で岩魚を釣り、釣った岩魚を焚き火で焼きながら酒を飲むのは最高だ。普通の尾根歩きでは味わえない究極のアウトドアライフを満喫できる遊びだと言えるだろう。
若い頃は、ハーケン、ザイル、ハンマーなどを持って、少々危険な沢にも行ったものだが、今ではガイドブックの1級(6級まであり一番優しいのが1級)が、精一杯。それでも落ちたら死ぬところが1〜2カ所あるから気を抜けない。
5月の中旬、今年初めての沢登りに、大学時代の山仲間3人(私も入れて4人)で奥多摩・川苔谷逆川に出かけた。何年か前1度行っており、美しく比較的易しい沢だ。
9時過ぎに奥多摩集合。バスで川乗橋まで行き、林道を少々歩き入渓。天気が良くて新緑がまぶしく気持ちがいいが、水は結構冷たい。以前は全行程楽勝だったという記憶だったが、初っぱなの2段10メートルの滝は直登できず左岸を高巻く。15メートルほどノーザイルでルンゼを上がり、左に木の枝を持ってトラバースするのだが、これが怖い。多分落ちたら死にます。次回来るときはザイルを出してきちんと確保せねば。
その後は快調に遡行を続ける。つっぱりで登る滝や、ナメ滝など、色々な種類の小滝をやっつけていく。安全で小さな滝は登っていて楽しい。最後の大滝は登れそうだが微妙に怖い。そこで直登はせず、下部でザイルワークの練習のみする。すると、後から40代くらいの単独行者がすたすたと一人で登っていったのには驚いた。技術と根性がすわっている。しかし、単独行で墜落したらアウトだぜ。
川苔山は目指さず、鳩ノ巣に16時下山。いつもの温泉で湯につかり、ビールと山菜と鮎と蕎麦で反省会をして家路に着いた。
沢登りは普通の登山よりも全体運動なので、筋肉痛を恐れていたが、案の定月曜夜から発症、週後半まで続いた。中年は辛い。